『この自由な世界で』(ケン・ローチ)

1)『この自由な世界で』(ケン・ローチ
2)『グラン・トリノ』(クリント・イーストウッド


2)『チェンジリング』で誘拐された、クリスティン・コリンズ(アンジェリーナ・ジョリー)の息子の名前がウォルター・コリンズ(ガトリン・グリフィス)で、
今作のクリント・イーストウッドが演じた朝鮮戦争の帰還兵の役名がウォルト・コワルスキーであったということで、ウォルター(walter)という名前について。

ワルター(Walter、時にWalther)は、人名。姓としても名としても用いられる。Walter,Waltherのドイツ語読みであるが、 ドイツ語ではより正確には「ヴァルター」と発音される。
時に「ワルサー」「ヴァルサー」などと表記されることもあるが、そのように発音されることはない。
英語では「ウォルター」、イタリア語やスペイン語では「ワルテル」という発音になる。
この名の派生形として、ドイツ人ではWolter、スイス人ではWalti、英国人では Walt、オランダ人ではWouter, Wout、
フランス人ではGauthier, Gautier、イタリア人ではGualtieri, Gualtieroがある。もともと古ドイツ語においては、Walthari, Waltheriといった表記がされていた。
この名は、古ドイツ語で「支配する」ことを意味するwaltanと「軍隊、部隊」を意味するheriの合成により生まれたものであるとされる
(この項目のドイツ語版の説による)。その説に従えば、名「ヘラルド」(Herald)とも同じ意味を持つことになる。*1

ただし、『チェンジリング』が1920年代に実際に起こったゴードン・ノースコット事件を基にしているの対して、『グラン・トリノ』のウォルトについては、
実在したプロレスラーの名前に由来しているものと思われます。

キラー・コワルスキー(Killer Kowalski、1926年10月13日 - 2008年8月30日)は、ポーランド系カナダ人のプロレスラー。
カナダ・オンタリオ州ウィンザー出身。本名はウラデック・コワルスキー(Wladek Kowalski) 、通称ウォルター・コワルスキー(Walter Kowalski)。
"殺人狂"、"殺人鬼"、"死神"、"墓場の使者"、"さまよえる亡霊"、"世紀の殺し屋"、"地獄の大統領"など数々の異名を持つ大ヒールとして知られている。*2